あなたは息子さんを最後まであきらめずに走る子供に育てましたか?
もしそうでなければ期待をしない方がいいでしょう
もしそうなら、私が責任を持って育てます BY イビチャ・オシム
サッカー日本代表の元監督、イビチャ・オシムさんがお亡くなりました 80歳でした
上記は2003年2月の新加入選手懇親会で御両親に送った言葉です
ボスニア・ヘルツェゴビナ出身のオシムさんは1990年のワールドカップイタリア大会で
当時のユーゴスラビア代表を率いてベスト8に導きました
その後2003年に来日してJリーグのJ1ジェフ市原(現在のジェフ千葉)で監督に就任し
2年後にはJリーグカップで優勝
チームに初のタイトルをもたらし2006年には日本代表の監督にも就任しました
考えて走るサッカーを掲げて代表チームの強化に当たりましたが
2007年11月 監督在任中に脳梗塞で倒れて監督を退きました
大事なのはアイデアを出すこと
頭を使うこと
さまざまなアイデアを出すことが革新につながる
もちろん全部のアイデアが採用されるわけではないが
未来を予測してそれに見合ったアイデアを出すことが大切
と説かれていました
低迷していた古巣のジェフ市原に対しても 市原はJ1にいるのがふさわしいチームだ
どうしたらそこに戻れるのか考えなければいけない
そのためにはチームの経費をできるだけ少なく
チームのクオリティをできるだけ高くしなければならないが両立は簡単ではない と
ぼやぼやしていると給料の高いチームに移りたいと言い出す選手が出てくるかもしれない
残念ながら今
サッカー界全体がお金に買われてしまったような状態だ
サッカーで勝つにはお金がかかるようになってきている
しかし大半のチームにはそんなに資金はない
よいアイデアを実行するにも先立つものが必要
しかし、そこで大切なのは
どんなポストについていても
明日の世界がどうなるのかを常に考えてそなえること だと
過去のことは過去にすぎない
くよくよしても仕方がないと力説していた
明日のことを考える時に
過去の失敗の例を振り返ることは役に立つことがある
特にサッカーのレベルアップをめざす時にはそうだ
サッカーには金がかかるようになった
日本のサッカー界も同じだと警笛を鳴らしていた
ライオンに襲われた野うさぎが 逃げ出すときに肉離れしますか?
私は現役選手のとき一度もした事はないですとチームに故障者が続出した時のコメント
疲れているのはわかるが相手も同じ
走りすぎても死にはしない
など 様々なオシム語録と功績を一緒に日本に残してくれた名将
協会とそれぞれのクラブというのは仲良くはできない
しかし
同じ皿(サッカー)で飯を食っている
気に入らないからとその皿(サッカー)にツバを吐けば
自分が食べる料理にツバをかけることと一緒だ と
日本サッカー協会とそれぞれのJクラブとの共存共栄を訴え続けていた
大事なのはアイデアを出すこと
頭を使うこと
さまざまなアイデアを出すことが革新につながる
未来を予測して、それに見合ったアイデアを出すこと
カンガエヨ アタマヲツカエ ハシリツヅケロ
一歩一歩、進んでいくしかない
2022年11月21日FIFAワールドカップ大会(カタール)初の
冬の開催まで204日
ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げますとともに
心よりご冥福をお祈りいたします
世の中から地域から必要とされる会社であるために