1年 横田滋さんの死去に想う
1977年に当時13歳で北朝鮮に拉致された横田めぐみさんのお父様 滋さんが87歳で亡くなってから今日5日で1年
報道番組を見ていたら奥様の早紀江さんは毎朝起きると遺影に向かって「おはよう」と声をかけるという
滋さんの遺影と遺骨の横には未だ帰らぬめぐみさんの写真が並でいた
お父さんに寄り添ってあげてと早紀江さんは拉致問題解決を祈りながら話しかけていた
未だ納骨をしていないのは息子さんが「父が母と一緒にいられるように」と望んだため
滋さんは生きている間にもう一度めぐみちゃんを抱きしめてあげたいと思って長年頑張ったけれど会えなかった
めぐみにはお父さんの遺骨を抱きしめてあげてほしいと願っている
早紀江さんはこの1年「ただいま」という滋さんの声が聞こえなくなったことに寂しさを募らせる
現実は厳しい
いつも一緒に頑張ってきた人が 単身赴任ではなくもう二度と帰ってこないんだなって
滋さんのいない自宅でほとんどすべての家事を1人でやろうと努めている
新型コロナウイルス感染拡大の影響で被害者救出への協力を呼びかける署名活動や講演会の延期や中止が相次ぐ
東京オリンピック開催で頭がいっぱいの政府に解決に向けた具体的な動きは見えない
クリスチャンである早紀江さんはこれまで拉致問題の早期解決やめぐみさんら被害者の健康を神に祈り続けてきた
写真の中でほほえみを浮かべる滋さんと共に命日となる5日も変わらぬ祈りをささげる
42年間と言う長きに渡り救出の為の活動をしてこられた横田夫妻
無念はいかほどかと同じ子を持つ父として心が痛いです
政治家は票にならない事はしないとよく言われますが
官僚も出世競争に天下り 発言に影響力を持つ著名人テレビ芸能人もこれには一切口を閉ざす
新型コロナウイルス感染収束
国を動かすには世論しか無い
せめてせめて国民は無関心になることだけはヤめてほしいと願う